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身体のこと

秋の衣替えは、身の回りを見つめ直す機会

堀江卓嗣

2026/10/9

10月になると、少しずつ衣替えをする季節になります。

夏の服をしまって、秋冬の服を出す。

毎年行うことですが、せっかくならこのタイミングに、少しだけ身の回りを見直してみてもいいのではないかと思います。

東洋医学では、季節と身体の働きを関連づけて考えます。

五行の考えでは、秋は「金」にあたり、「肺」や「大腸」と関係する季節とされています。

また、秋は空気が乾燥していく時期です。東洋医学では、この乾燥を「燥邪」と呼び、とくに「肺」が影響を受けやすいと考えます。

そして「金」という要素には、取り入れるだけではなく、不要になったものを手放していくという捉え方もあります。

季節が変わるタイミングに、自分の身の回りを見つめ直してみる。それは、とても自然なことだと思います。

衣替えをしていると、去年はよく着ていたけれど、今年はもう着ない服。いつか使うと思いながら、そのままになっているもの。今の生活には、もう必要なくなっているもの。そんなものに気づくことがあります。

必要だったものが、ずっと必要であり続けるとは限りません。それは物だけではなく、生活の中にもあるのかもしれません。だから、全部を大きく変える必要はない。衣替えをしながら一つ手放してみる。机の上を少し整理してみる。今の自分には何が必要なのかを考えてみる。

それくらいでも十分です。

季節が変われば、着るものも変わります。同じように、自分自身や生活も少しずつ変わっています。

秋の衣替えを、ただ服を入れ替えるだけで終わらせず、今の自分の身の回りを改めて見つめる時間にしてみる。

そんな季節の過ごし方もいいのではないかと思います。