身体のこと
暮らし
感覚を意識して過ごす
堀江卓嗣
普段、どれくらい自分の「感覚」に意識を向けているでしょうか。
いい匂いを感じる。
景色を見る。
食事を味わう。
音を聞く。
誰かに触れる。
僕たちは、いつもさまざまな感覚の中で生活しています。
一般的には、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の「五感」として知られています。
でも、身体を見ていると、それだけではありません。
「今日は身体が重たい」
「昨日より動きやすい」
「いつもより呼吸がしやすい」
「身体が少し硬く感じる」
こうした、自分の身体の内側や動きの変化に気づくことも、大切な感覚の一つです。
昨日の自分と、今日の自分
身体の状態は、毎日同じではありません。
昨日は動きやすかったのに、今日は少し重たい。
朝は呼吸が浅かったけれど、動いたあとは楽になった。
そんな小さな変化に気づくことで、今の自分の状態が少しずつ分かってきます。
僕は、感覚を大切にすることは、自分の身体を知ることにつながると思っています。
そして、自分の状態に気づけるようになると、
「今日は少し休もう」
「今日は動いた方が気持ちよさそうだ」
と、自分に必要な選択もしやすくなります。
STUDIO sumicaで大切にしていること
STUDIO sumicaの個人セッションやグループレッスンでも、身体の感覚を大切にしています。
個人セッションでは、施術や動きの前後で身体がどう変化しているのかを感じる。
グループレッスンでは、呼吸や身体の動きをイメージしながら、自分の中に起きる変化を感じる。
リードピラティス協会では、自分自身が身体を感じるだけでなく、その感覚をどのように相手へ伝えるのかも学んでいきます。
どれも共通しているのは、決められた正解に身体を合わせるのではなく、自分自身の感覚に目を向けることです。
日常の中で感覚を使う
感覚を意識するために、特別なことをする必要はありません。
食事をゆっくり味わう。
花の匂いを感じる。
外を歩きながら風を感じる。
呼吸をして、身体の広がりを感じる。
それだけでも十分です。
普段何気なく過ぎている時間の中にも、身体が受け取っているものはたくさんあります。
少しだけ意識を向けてみると、昨日とは違う自分の状態や、今まで気づかなかった心地よさが見つかることがあります。
自分の感覚を知ることは、自分の身体を知ることでもあります。
まずは今日、何を感じているのか。
そんなところから始めてみてください。