身体のこと
暮らし
痛みが出る前の、小さな違和感に気づくこと
堀江卓嗣
体の不調や痛みは、ある日突然現れたように感じることがあります。
昨日まで普通に過ごしていたのに、朝起きたら腰が痛い。いつもと変わらない生活をしていたはずなのに、急に肩や首がつらくなる。
でも、少し振り返ってみると、その前から何となく違和感があったということもあるのではないでしょうか。
もちろん、すべての痛みに前触れがあるわけではありません。痛みにはさまざまな要因が関係しますし、突然起こることもあります。
ただ、僕は日常生活の中で、自分の体がいつもと少し違うことに気づけるかどうかは、とても大切だと思っています。
自分の体の「いつも」を知っているか
違和感に気づくためには、普段の自分の体がどんな状態なのかを知っている必要があります。
例えば、いつもより動きにくいと感じたとき。
普段の動き方を知っていれば、その違いにも気づきやすくなります。でも、日頃から体に関心を向ける機会が少なければ、小さな変化はそのまま通り過ぎてしまうかもしれません。
だからといって、常に体の異常を探す必要はないと思っています。
大切なのは、何か問題がないかと心配し続けることではなく、今の自分の状態を自然に感じられることです。
気づくことで、選択が変わる
いつもと違うことに気づいたとき、必ず何かを改善しなければいけないわけではありません。
ただ、気づくことで、その日の過ごし方を考えることができます。
いつも通り動いてみるのか。それとも、今日は少し休むのか。
自分の状態を知らなければ、そうした選択をすることも難しくなります。
僕がセッションで大切にしているのも、単に今ある不調を整えることだけではありません。
自分の体がどのように動いているのかを知り、普段との違いを感じられるようになることにも意味があると思っています。
体は毎日同じではありません。
だからこそ、良い状態をずっと保とうとするより、その日の自分の体を知ることから始めてもいい。
痛みがあるときだけではなく、何も困っていないときにも、自分の体に少し関心を向けてみる。
そんな日々の積み重ねを大切にしていきたいと思っています。