ピラティス
インストラクターという仕事
堀江卓嗣
最近、「インストラクター」という職業を耳にする機会が増えました。特にピラティスやヨガのスタジオが増えたことで、以前より身近な仕事になっているように感じます。
インストラクターという職業は、資格がなければ名乗れない職業ではありません。だからこそ僕は、この仕事をする一人ひとりが、自覚を持って身体と向き合うことが大切だと思っています。
資格を取ることがゴールではない
僕自身、インストラクターはとても素敵な職業だと感じています。
誰かの健康に関わり、その人の身体がより健全な方向へ向かうためのサポートができる仕事です。
だからこそ、資格を取得したことをゴールにするのではなく、そこから現場で経験を積み、学び続けていくことが必要だと思っています。
僕が代表を務めるリードピラティス協会でも、このことは大切にしています。
身体について学べば学ぶほど、分からないことも増えていきます。
それは決して悪いことではなく、むしろこの仕事の面白さだと思います。
インストラクターになってからの方が面白い
残念なことに、「インストラクターになってからピラティスが楽しくなくなった」という話を聞くことがあります。
インストラクターになる前が一番楽しかったと感じている方もいます。
僕は、それは少しもったいないと思っています。
インストラクターになると、それまで以上にたくさんのことから学べるようになります。
お客様の身体から学ぶこともあれば、先生やセミナー、書籍から学ぶこともあります。僕自身は、子どもたちの動きを見て気づくこともたくさんあります。
この仕事をしていなければ出会えなかった感覚や知識があります。
だから僕にとっては、インストラクターになってからの方が身体の探求はずっと面白くなっています。
身体の探求は一生続く
身体について、すべてを理解することはできないと思っています。
だから面白い。
僕がこの先どれだけ身体について知ることができるのかを考えると、今でもワクワクします。
そして、自分が学んだことによって自分自身が元気になり、その経験や知識を目の前の人に還元できる。
その人の身体や日常が少しでも良い方向へ向かい、それがまた周りの人へとつながっていくのなら、とても幸せな仕事だと思います。
「学ぶことを楽しめる人」
インストラクターというと、人気がある人、コミュニケーション能力が高い人、明るい人、かっこいい人、綺麗な人。
そんなイメージを持たれることもあるかもしれません。
でも僕は、それよりも大切なことがあると思っています。
「学ぶことを楽しめること」
身体は、一人ひとり違います。
同じ人でも、昨日と今日では違います。
だから、知識を身につけたら終わりではありません。目の前の人を見て、感じて、考えて、また学ぶ。
その繰り返しを楽しめる人にとって、インストラクターはとても面白い仕事なのではないかと思います。