ピラティス
養成講座から広がってほしいこと
堀江卓嗣
僕が養成講座を行っている理由の一つに、リードピラティス協会で学んだ方々が「身体を知る楽しさ」を感じ、それがそれぞれの場所へ広がっていってほしい、という思いがあります。
ピラティスの資格を取得しようとすると、どうしてもエクササイズを覚えることに意識が向きがちです。
もちろん、エクササイズを知り、正しく伝えられることは必要です。
でも、型を覚えること自体が目的になってしまうと、目の前にいる人の身体を見ることよりも、覚えたエクササイズにその人を当てはめることが優先されてしまうことがあります。
僕は、それでは少し違うと思っています。
エクササイズより先に、身体を知る
ピラティスを行ううえで大切にしてほしいのは、まず自分自身の身体を知ることです。
呼吸はどうなっているのか。
どこに力が入りやすいのか。
どこは動きやすく、どこは動きにくいのか。
自分自身で感じ、身体について知っていく。
そのうえで、「なぜこのエクササイズを行うのか」「この動きによって身体に何が起こるのか」を考える。
リードピラティス協会では、この順番を大切にしています。
身体を見て、必要なことを考える
僕たちの身体は一人ひとり違います。
同じエクササイズでも、必要な人もいれば、今は別の動きを選んだ方がいい人もいます。
だから指導する側には、たくさんのエクササイズを知っていることだけではなく、目の前の人の呼吸や姿勢、動きを観察し、その人に何が必要なのかを考える力が必要です。
そのためには、指導する自分自身が身体について学び、感じ続けることが欠かせません。
教えるだけではなく、一緒に探求する
僕自身、身体についてすべて分かっているわけではありません。
今伝えていることが、これから学びを重ねる中で変化することもあると思います。
だから僕にとって養成講座は、一方的に「教える場所」という感覚ではありません。
僕がこれまで学び、経験してきたことを共有しながら、参加する皆さんと一緒に身体について考え、探求していく場所です。
一回一回の講座が、僕自身にとっても学びの時間になっています。
身体を知る楽しさが、その先へ広がっていく
養成講座で学んだことは、資格を取得するためだけのものではありません。
まず自分自身の身体を見るために使う。
そして、自分が感じたことや学んだことを、目の前のお客様へ伝えていく。
その人がまた、自分の身体について知るようになる。
そんな小さな広がりが、それぞれの場所で生まれていけばいいと思っています。
身体について知ることは面白い。
ピラティスを通して、その面白さを一緒に探求していく。
リードピラティス協会の養成講座を、そんな学びの場にしていきたいと考えています。